Blog ボイトレ方法
私が音程を整える方法
「音程が悪い」「なんとなくずっと低い」と悩んでいませんか?
私もずっと悩み続けていました。
低いのはわかっている。でもどうやって改善するの?
誰も、その方法は教えてくれませんでした。
「感覚的にしていくしかないのか」
と諦めていました。音程に気を取られて体を上手く使えない。集中できない。
そんな学生時代でした。
発音ばかり注意されて過ごす日々から学び取った事
留学して声楽のレッスンをボブ先生に受け始めました。
英語の歌でもイタリア語の歌でも注意されるのは発音、発音、発音。
日本語ばかり話してきた私には、どうしたって現地の人のような発音ができない!!!
話す時には80点でも歌うと50点くらいになってしまう事もありました。
自分でもよくわかっていて、とても悔しい時間でした。
数ヶ月経っても、相変わらず発音で苦戦して、なかなか歌のレッスンにはなりませんでした。(それは舌小帯という舌の構造上の問題である事が判明。帰国後、手術をしてだいぶ改善しました。)
ある時、レッスンの録音を聴いていて、
<発音が上手くできている時=音程も響きも上手くいっている時>
である事に気づきました!!!
それは惜しくも帰国まで、あと数回のレッスン!というタイミングでした。
それから、音程や響きなどは無視して、発音の練習に力を入れるようになりました。今でももちろん、そうです。
日本語では筋トレが足りない!
”発音”についてより深く学ぶ必要がある事に気づけたので、
帰国後は、発音、発語、音声学に関する本や論文を読んだり、自分でも舌や唇の体操を繰り返し、勉強を続けています。
YOUTUBEなどで英語を話したり歌ったりする人の口の動きや、日本人でも歌唱力のある方の口の動きをスローモーションで見入ったりもしています。
見た目で圧倒的に、違うのは口角付近の筋肉や舌の動きです。
見た目にわからない違いは、息を吐くスピードをコントロールする筋肉です。
日本語を話す方で、声に関する力を身につけたいのであれば
これらの筋トレは必須です。
日本語は喉の高低で抑揚をつける言葉。
英語は息の勢いで抑揚をつける言葉。
この違いは、歌に大きな違いをもたらします。
ボストンの冬。極寒。
公園の真ん中にスケートリンク。
注意したいボイトレ方法
この母国語の違いを考慮せずに
海外製のボイトレ方法をそのまま行ってしまうのは少し危険です。
何より、せっかく真面目にトレーニングしても効果がない・続かない事も簡単に予想できます。
日本人には日本語を話す人のためのボイトレ方法があります。
普段から息を使って英語を話す人でさえ「歌の時の呼吸のコントロール」に苦戦しています。
喉で日本語を話す私たちの”苦戦”とは、土俵が違うのです。
まずは、普段の生活から「吐く息を使って話す」または「息を吐く時」を「意識」する事だけでも息を吐くための筋肉が目覚めてくれるはずです。
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