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オーケストレーション(管弦楽法)を習得したい方へ 006 グリーグ:ワルツ 原曲(ピアノ版) を 特殊1管編成オーケストラ(木管五重奏と弦楽アンサンブル)版 へ
このシリーズ、第1回はオーケストレーションとレッスン概要を、第2回では弦楽四重奏版アレンジについて、第3回では弦楽アンサンブル版について、第4回では金管五重奏版について、第5回では木管五重奏版についてお話しをしました。
今回は特殊1管編成オーケストラ(木管五重奏と弦楽アンサンブル)版(注意:作例は絶対的な解答ではなく、編曲する人や、考え方や、翻案の仕方によりさまざまであることを、ここに記しておきます。ご了承くださいませ)です。
まずは原曲(ピアノ版)ご覧ください。
オーケストラの規模を、1管編成オーケストラや、2管編成オーケストラなどのように、◯管編成という言葉を使い表します。基本的には◯に当てはまる数字の分、それぞれの管楽器奏者がいると思ってください。特殊1管編成 とありますが、楽曲によって1管編成というのは結構まちまちではあります。なかでも今回の編成をこのブログで特殊1管編成として、Hn.以外の金管楽器のない小規模ということなので、通常の1管編成より先に扱います(通常の1管編成については、次回に扱います)。要は、木管五重奏+弦楽アンサンブルです。そして、楽譜の並び順ですが、最初に木管楽器で上からFl.・Ob.・Cl.・Bn. という順で、次に金管楽器で、Hn.(今回はそれに続くTp.・Tb.・Tu.、それに続くTim.やその他打楽器が無いので省く。これらの並びについては次回以降に!)、そして弦楽アンサンブルの順に並べます。
木管五重奏に関して詳しくはは、第5回の記事をご覧ください。また、弦楽アンサンブルについて詳しくは第3回の記事をご覧ください。
以下に、特殊1管編成オーケストラ(木管五重奏と弦楽アンサンブル)版にアレンジした楽譜と音源を掲載します(視聴は、良いスピーカーや、ヘッドフォンやイヤフォンをお勧めします)。弦楽アンサンブル部分の編成は、音源の1つ目は1stVn.が4人の小編成、2つ目は8人の中編成、3つ目は12人の大編成です。
いかがでしょうか?これだけ楽器の種類があると、「オーケストラ」という感じの響きがしますね!また、弦楽器の数が変わるとそれだけ厚みも変わりますね。
さて、基本的には、練習番号BまではメインメロディがOb.で1stVn.以外の弦楽器が伴奏パート、練習番号B以降は木管五重奏版を下敷きに弦楽器のpizz.でアタックを強調しながらメインメロディをarco で重ねて強化し、15小節からは木管楽器はFl.以外を音域順に、弦楽アンサンブルは弦楽アンサンブル版と同じものを用いています。原曲といくつか異なる点も含め、詳しくみてみましょう。
1・・・冒頭のイントロにおける伴奏音形の考え方とアーティキュレーションの追加について
2・・・アクセント記号追加について
3・・・2〜10小節のメインメロディについて
4・・・11〜12小節のメインメロディについて
5・・・13〜14小節のメインメロディについて
6・・・15〜16小節のメインメロディについて
7・・・17〜18小節のメインメロディなどについて
8・・・11〜14小節の弦楽器について
順番に見ていきましょう。
まず、1〜2については 第2回でお話しした内容と同じなのでそちらをご覧ください。
ということで、 3・・・2〜10小節のメインメロディについて です。
ここは、Fl.でも可能ですが音勢が弱く、Cl.でも可能ですがキャラクターがOb.の方が良いと思い、今回はOb.にしてあります。第5回の記事も参照ください。
続いて 4・・・11〜12小節のメインメロディについて です。
ここは、Ob.のままでも可能ですが、音楽の変化があるので、楽器も変えてCl.にしてみました。内声は、目立つ上の部分をOb.、その下をFl.にしてあります。また、メインメロディに1stVn.を重ねて強調しています。第5回の記事も参照ください。
続いて 5・・・13〜14小節のメインメロディについて です。
ここは再びOb.に戻しています。このことで、11〜14の反復進行の間、音色の変化を楽しめます。演奏してる方も、役割が変わり有意義に演奏ができます。内声は、目立つ上の部分をCl.、その下をFl.にしてあります。また、メインメロディに2ndVn.を重ねて強調しています。第5回の記事も参照ください。
続いて 6・・・15〜16小節のメインメロディについて です。
15小節は再び、メインメロディをCl.にそして16小節でOb.に移り変わります。ここからクレッシェンド記号で全体はフォルテに向かっていきます。Fl.はメインメロディの1oct.上を演奏することで強調する役割を担います。
続いて 7・・・17〜18小節のメインメロディなどについて です。
今回は、Fl.をメインメロディの1oct.上で強調する役割を、それ以外の管楽器は音域順に配置して、比較的演奏しやすく、悪く無い効果です。弦楽器は弦楽アンサンブル版と同じです。
最後に 8・・・11〜14小節の弦楽器について
今回はこの部分は基本的には木管五重奏のサポート役にまわっています。pizz.でアクセントの付随する音符のアタック強化、arcoでメインメロディの強化をしています。このメインメロディの強化について、より管楽器のみの音色を聞かせたい場合は無くても良いでしょう。ということで、メインメロディ強化していないバージョンの音源も作りましたので聞いてみましょう。
音源の1つ目は、1stVn.が4人の小編成、2つ目は8人の中編成、3つ目は12人の大編成です。
メインメロディ部分に弦楽器のarcoが無いと、シンプルでくっきりとした管楽器の音色がいいですね。
いかがでしたでしょうか?今回は特殊1管編成オーケストラ(木管五重奏と弦楽アンサンブル)版のためのアレンジでした。
次回は、通常1管編成オーケストラのためのものを記事にしたいと思います。
また、レッスンを受けてみたい、レッスンについてもっと詳しく知りたい、という方、お問い合わせはこちらからどうぞ!
それでは!
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