Blog 作品
2022年の1月の演奏会から
だいぶお久しぶりの投稿になったしまってすいません!首藤健太郎です!
今回は、今年1月の演奏会から、新作と過去作品の演奏をしていただく機会がございましたのでそれについて書こうと思います!
ジョイントコンサート2022「僕は」 と題された、興文混声合唱団・中京大学混声合唱団・Chorus Meetsのジョイントコンサートにて、合同合唱での演奏です。YouTubeに上がったアーカイブをシェアをさせていただきます。ぜひご覧いただければと思います。
演奏いただいた作品は3つございます。
「僕は」混声合唱とピアノのための(委嘱初演)
「僕は」混声合唱とピアノのための(委嘱初演)
作詩 三好達治
作曲 首藤健太郎
曲につきまして、以下プログラムより引用します。
製作の際、「何か新しい挑戦をする」ということを意識しています。今回の作品は、①「比較的長い詩に作曲された作品」、②「自身では初めて、ア・カペラでもピアノ付きでも演奏できる作品」となりました。
作曲中に、新型コロナの影響で初演の予定がどうなるかわからない、作り終えてもすぐ合唱の練習はできないという連絡があり、心が痛みました。詩の内容としても正に今の私たちの心に沁みる内容で「本当にこの詩で作曲するべきだろうか?」「作り終えたら、死んでしまうのではないか」とすら思えて、なかなか前に進まずに断続的に書き続けました。
詩は大きく3部分に分かれていて、それぞれの節の最後に、決まった文言が登場します。3回目に、この詩から導かれた思いが音楽に乗ってどこへ行くかを知ることとなると思います。
全体的にホモフォニックで、第3節にはBassのsoloも登場する作品となりました。皆さんの心に刺さる音楽となれば幸いです。
https://youtu.be/Trgdin8x-hg
「自然への喜びの讃歌」
「自然への喜びの讃歌」
作詩 W.ワーズワース
作曲 首藤健太郎
作品について、以下プログラムより引用します。
私は声楽作品において、日本語で且つ割合短い言葉の詩に創作することがほとんどでしたが、意図的に母国語の抑揚から離れた世界に飛び込もうと思いました。外国語の中でも一番親近感がある英語のものをいくつか読み進めていくなかで、イギリスの詩人であるワーズワースの作品に出会いインスピレーションを受けました。
本作品は、子供時代の原体験が意識の深層に蓄積され、それが、大人になってからの精神力の源になるという主題で創作された、「幼少時の回想から受ける霊魂不滅の啓示」の中から、第10番目の詩に音楽を付けたものです。
冒頭の「Then sing, ye Birds, sing, sing a joyous song !」という印象的な1行から始まります。音楽は、メロディックで躍動感に溢れ、軽やかな流れと澄んだハーモニーで構成され、詩の内容に沿って展開していきます。この詩と音楽の世界観を、お楽しみいただければと思います。
https://youtu.be/-f_eqM4wrkw
「いのちの歌」
「いのちの歌」
作詞: Miyabi
作曲: 村松崇継
編曲: 首藤健太郎
作品について、楽譜の前書きより引用します。
卒業ソングとしてもお馴染みの「いのちの歌」は、2008~2009年に放送されたNHK連続テレビ小説『だんだん』の劇中歌として創作されました。
「だんだん」は「だんだん(重ね重ね)ありがとう」という言葉が省略された言葉で、舞台となる出雲地方の方言です。出雲というと、ある友人を思い出します。彼女から、「本当にありがたい時に使う特別な言葉」という意と教えてもらいました。人々の出会いに、あたたかさに、そして受け継がれる命に、そっと歌われる「ありがとう」の気持ちを感じ、表現していただけたら幸いです。
ア・カペラ合唱でも、ピアノつきでも演奏できるアレンジとなっています(ちなみに女声版アレンジもございます)。合唱を愛する多くの方々に歌っていただけたら幸いです。
https://youtu.be/s16gfwYEa20
以上3曲、
指揮 藤森徹
ピアノ 掛川遼平
演奏 興文混声合唱団
中京大学混声合唱団
Chorus Meets
2022.1.16 常滑市文化会館ジョイントコンサート「僕は」 合同ステージ
でした!
ブログを書くのがだいぶお久しぶりになってしまいました・・・。
今後ですが、オーディオストックなどのストックミュージック系のために作った曲についてや、作曲・編曲について、今後の予定など少しずつアップしていこうと思います!
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