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音楽家になるために必要な5大要素【オールジャンル】



音楽家に必要な5大要素とはなんでしょうか。ShutoMusicの分析を公表します!プロ演奏家として活動している方はもちろん、アマチュア演奏家の方、勉強中の学生、愛好家の方にもぜひ、読んでいただきたいです。

クラシック音楽からの目線ですが、どんなジャンルの方でも共通だと思っています。①から⑤まで順を追って解説します。

目次

5大要素①<譜読み力>

楽譜に書かれていることを、"正確に"読み解く力が必要です。”読譜力”とも言われます。必要なのは<ソルフェージュ能力>です。他にも<音楽理論>の知識も必須です。
例えば、楽譜ではなく先生の手を見て、または音を聴き「真似」をしてピアノを弾いているお子さまが多いです。一見、とても上手に弾きこなしているように見えます。しかし、真似を続けていると、正しく、且つ早く楽譜を読む力はつきません。これでは、難しい曲に進むと限界が訪れ、練習が嫌になってしまいます。

自宅での練習方法、ピアノを使わずにできる基礎トレーニング方法などを、随時、紹介していきたいと思います。

5大要素②<分析力>

楽譜を"正しく"読み解くことができたら、次は<分析>という作業です。それには
「楽式論」「和声法」をはじめ、たくさんの知識が必要です。

楽曲分析については下記のサイトで、詳しく説明しています。
「分析ってなに?」「何ができるようになるの?」と疑問を持った方は、ぜひ読んで見てください。

5大要素③<表現力>

楽曲分析ができたら、次はいよいよ自分の音楽の「表現力」に活かすことができます。
何も表情記号などがないところの表現に迷ったことがあると思います。そんな時に「分析」をすると、作曲家の意図を読み解く鍵となり、先生や解説本だけに頼らずとも、どう表現したらいいのかが、見えてくる場合があります。
また、楽譜に「大きく」と書いてあるから「大きく」演奏するのと、分析をして、なぜ「大きく」するのか理解した上で「大きく」演奏するのでは、全く表現の豊かさが違ってくることは、想像しやすい事だと思います。

また、「正直、いつもは暗譜が不安で表現にまで気が回らない」という方は、きっと驚くと思います。暗譜しようと思わなくても、勝手に脳みそが分析に沿った次の音を教えてくれます。そして、自分の分析に基づいて、自信を持って演奏できるのです。

感性や感覚、先生の指示だけに頼らず、「伝わる表現」を自分で

5大要素④<技術力>

これは言うまでもありません。「こんな表現をしたい」と頭で鳴っている音を、その通りにアウトプットする技術です。演奏する人は音色に、作曲する人は譜面に、それぞれの専攻によって方法は様々かと思います。
例えば、筋肉の使い方、呼吸の使い方、作曲ソフトの使い方などが相当します。

5大要素⑤<聴力>

最後に<聴力>です。これは、どういう意味だと思いますか?
鳴っている音を聴こえているかどうかの<聴力>ではありません。ソルフェージュにある<聴音>とも違います。①から④でつけた力を使って、<自分はその音をどう聴くか>かという事です。

それは、<復習>や<応用>のためにとても大切な力。皆さんは自分の演奏を録音して聴いたことがありますか。そこに必要なのが復習のための<聴力>です。

また、演奏会へ行った時には、応用のための<聴力>があると、自分の音楽へ応用ができます。

勉強=音楽の楽しみ

いかがでしたでしょうか。僕が考える音楽家に必要な力について、解説しました。

今の自分に満足せず、
音楽家は「一生勉強」ですね。私も学びたい事が、次々に溢れてきます。
それが楽しいから、きっと皆さんも音楽に関わっていらっしゃるのではないでしょうか。

この世の中を、豊かな音楽でいっぱいに!

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